夏じゃないけどホラーを見よう~不安の種~

今回は怒りの感想です。

不安の種は原作をネットで1~2本(有名なおちょなんさんを含め)読んだことあって、イメージは不気味な話をオムニバス形式としてまとめているものだと思ってました。

 

映画の予告をyoutubeで見て、これは怖そうだと嬉々として鑑賞したんですが

 

はっきり言って全然面白くなかったです。

前に見たanotherと個人的には並ぶくらい面白くなかったです。

てか映画を見てるときは終始イライラしていました。

 

ほら、わけわからんやろ?怖いやろ?なにこれってなるやろ?えっどうして?って思うやろ?な?な??俺らこれ狙って作ったんやで??すごいやろ?すごいやろ???

って言いたいんだろうなぁって思う映画でした。

 

いわゆる別々のストーリーをあとからつなげる伏線回収とループとあと幽霊の怖いところ詰め込んだみたいな?そんな感じの映画で

あぁ、ここ怖がって欲しいんだろうなぁ…とかここの伏線に驚いてほしいんだろうなぁ…とか思うんですけど、まずストーリーがぶれっぶれで安定しなすぎて、イライラする一方で全然怖がる余裕がなかったです。

原作の良さをすべてぱぁにしてるような気がするので原作ファンは読まないほうがいいんじゃないかなぁって思います、個人的に。

でも他の方の感想を見る限りかなり高評価してる方もいるので、単純に好みの違いか、私がバカなだけな気がします。

 

 

 

以下ストーリーについての感想です(ネタバレ注意)

 

 

 

 

 

 

 

 

まず、この話の軸となる人物は陽子という女です。その周りに誠司と巧という二人の男性が関わってきます。

簡単な自己紹介

陽子…メンヘラ不思議っ子、変なもの見えるよ、情緒不安定でよくキレる

誠司…陽子の彼氏、陽子の大学の後輩

巧…フリーター?陽子のバイト先の後輩

この映画、それぞれ三つくらいに分けてストーリーが構成されてるんですけど、これがまた説明しづらいったらなんのって!!三つのストーリーが時系列順に並んでいるのかとおもったら実はみんな平行に進んでいたよ!!そんでもってストーリー分岐やるよ!!!みたいな、意味わかんないですよね、がんばって説明します。

最初見ると

①誠司が大学生になりある町に引っ越してくる→

②彼女(陽子)できる、彼女におまえもうすぐ死ぬ発言される→

③ある家族が引っ越してくる(この後四人家族のうち娘以外惨殺される)→

④引っ越してきた家族の家の前をバイク便のバイトしてる巧が通る→

⑤巧、植え込みにひっかかっている誠司を発見→

⑥誠司バイクで事故って植え込みに体半分もってかれ死亡(半年前この町に来てから変だったんだ…ていう誠司の回想が始まる、これが最初に書いた①につながる)→

⑦遭遇したバイク便の巧くん、死ぬほど驚いたのでバイク便のバイトやめてファミレスで働く→

⑧バイトの先輩陽子さんと知り合う、ファミレスに変な客いるけど自分にしか見えない客には相手すんなと陽子さんに注意される→

⑨巧、無視して自分にしか見えない客に水を出す→

⑩お客さん(幽霊)巧についてくる→巧、客(幽霊)にストーカーされ引きこもりになる→

⑪町のせいにする→

⑫陽子さんが今なら大丈夫だからはよ町からでろと言われる→

⑬陽子さんとちゅーする→

⑭巧バイクで逃げるけど事故って植え込みに体半分もってかれる

 

ざっくりこんな感じですが、このままなら矛盾点はないはず…ですが

この誠司の彼女で巧のバイト先の先輩だった陽子、この子実は

③ある家族が引っ越してくる(この後四人家族のうち娘以外惨殺される)の生き残った娘なんですね~~~~~

 

は??ってなった方、正常です。

つまり、戻すと

家族惨殺(娘陽子生き残る)→成長して陽子は大学生になる→誠司と付き合う→誠司死ぬ→巧とバイト先で出会う→巧死ぬ

 

こう入れ替わるわけです。ここが矛盾一つ目。

 

次はこの誠司君、死にません。

彼女(陽子)にお前もうすぐ死ぬ、と宣言されたけれど、死ぬもんか、おれは生きてやるぜ!くそっくそっ!とバイクにまたがるんですね。バイク運転するんですね、あの植え込みのあたりでバランス崩すんですね、「うわぁぁぁ~~」、バランス戻して危機一髪だったわーってなるんですね

ええってなった方、正常です。

それから陽子が巧と別れた後(⑫⑬の後)陽子さんがぼーっと立ってるとそのそばを誠司のバイクが通過するんですね、そして巧が代わりに植え込みに刺さって死ぬんですね。

 

つまり

家族惨殺(娘生き残る)→成長して大学生になる→(誠司と付き合う→誠司死ぬ=巧とバイト先で出会う)→巧死ぬ

( )の中は平行していたということになるんですね。

 

そして誠司は序盤とは違い生き残り、陽子と結婚します。一人子供を授かりますが、その子供が「おちょなんさん」が見えると話します。祖父が怒った顔のおちょなんさんはやばいって話を孫にするんですけど、もうそのおちょなんさんが押入れの中で怒った顔して覗いている。その瞬間停電、家族四人パニック、懐中電灯の調子が悪く誠司が何度もスイッチを入れなおしていると一瞬でほかの三人(陽子、子供、祖父)消え、代わりに死んだ巧(もちろん右半身なし)が誠司を襲ってきます。祖父はなぜかもうテーブルの下で死んでいます。誠司パニックになって包丁で巧ぶっさします。

気が付いたらなぜか、見知らぬ部屋で陽子の父と母の死体、誠司は陽子の父を殺した犯人だったのです(な、なんだってーー)

 

どうだいみんな わけわかんねぇだろ????

そしてこのわけのわかんなさ、全然小気味よくないんだぜ??????

 

私の説明の悪さもあると思うので、ぜひ、ぜひとも映画見てみてください。

まじでこんなんだから!!!!!!まじで!!!!!

 

個人的解釈としては

ループ?ってことなのかすべての話が平行につながっているといったほうが早いかもしれないです。A→B→Cっていう話の流れがありますよね。それが

A B C

↓   ↓  ↓

B C A

↓   ↓  ↓

C D B

(横が同じ時間(平行)、縦が経過時間)

こんな風に同じ話がずれて平行に起こっていて、たまにルートが分岐してDルートが出現する、見たいな…

いや、うん、とりあえず見てみてください。はい。

 

ざっくりストーリーについて(というかわけのわからん、平行、ループ、矛盾を指摘しただけですが)話しましたがこれ、全然話足りていません、ですのでもう少し詳しくキャラクターごとにそってストーリーの補完とその感想を書いていきます。

と数年前にがんばって書いていたのですが、書ききれず断念、悔しいのでここまで記事として載せます。ありがとうございました。